AIカメラを活用した有用なサービスの実装を目指して

ISIT勉強会とは

One Kyushu DXの代表機関である(公財)九州先端科学技術研究所(略称:ISIT)では、これまで培ったAI/IoT/DX関連のノウハウを広く共有するため、ISIT職員自らが講師となり、参加者と共に学べる勉強会を開催します。
九州大学の准教授やオープンデータ関連で活躍してきた経験豊かなメンバーが、専門知識や経験を惜しみなくシェアする勉強会です。

6/1(木)に開催した第1回の勉強会は「24時間365日稼働するAIカメラによる人流計測のノウハウ」と題し、ISIT オープン・イノベーション・ラボ所属/九州大学 准教授の髙野 茂が講師となり、Jetson Nanoの実機を使ったハンズオン形式で実施しました。

当日のスケジュール

15:45 開場・受付開始
16:00 講師発表
17:00 ハンズオン・質疑応答
17:30 終了

開場・受付開始

私たち事務局としても初めてとなるこの勉強会、どんな方が参加されるのか、どのようなテーマに興味を持っていただけるのか手探りで検討しながらの準備期間でした。今回は会場に足を運べない方にも見ていただけるようにオンライン/オフラインでのハイブリットで開催しました。
ふたを開けてみるとオンライン/オフラインあわせて30名ほど参加いただき、事務局一同ほっと一安心でした。(ご参加のみなさんありがとうございます!)

勉強会はISITが運営するハイブリットイベントスタジオのSOILで行われました。

講師発表

講師は現在、九州大学と共同でAIカメラを福岡市内の繁華街に設置し、人流データを取ることで広く市民のみなさんにデータを活用いただける取り組みを行っています。
24時間365日「落ちずに」、「費用をかけずに」データ計測を稼働させるノウハウについて発表しました。

ハンズオン・質疑応答

会場では実際にネットワークカメラを設置し、得られた画像データをJetson nano上でリアルタイム処理しながら映像解析を行いました。
また、YouTubeの映像を「ネットワークカメラ化」し、人流分析を実施する方法もご紹介しました。
質疑応答では、「ネットワークカメラの解像度はどのくらいなのか」「解像度により分析精度に影響はあるか」との質問がありました。


AIカメラ設置には技術的な問題だけではなく、プライバシーへの配慮や必要に応じて道路占用許可の取得が求められます。講師がこれまで直面した苦労を(せっかくですのでこの機会に)皆さんに共有いたしました。(笑)

まとめ

今回初の試みとなる「第1回ISIT勉強会」でしたが、盛況のうちに終了する事ができました!質疑応答ではいろいろな質問や感想が飛び交い、あらためて参加者のみなさんの関心の高さを感じました。
人流データを取るだけでなく、取れたデータを分析しさらに他のデータと連携することで防犯や交通事故の抑止につなげたいというのが講師の目標でもあります。AIカメラの設置にご協力いただける企業/団体様がいらっしゃいましたらぜひ事務局までお声がけください。(笑)

第2回目ISIT勉強会

第2回目のISIT勉強会は「Glideアプリを作ってみよう!」というテーマで7月6日(木)16:00〜17:30に開催いたします。
講師はISITオープン・イノベーション所属で、Cord For Kumamoto の活動にも参画している上田 健次が担当いたします。

Glideとはアメリカで誕生したアプリケーション開発用ノーコードツールの一つで、スプレッドシートから簡単にアプリを開発できるなど、プログラミング言語やデータベースの知識がなくても利用できるツールとなっています。
初心者の方でも大歓迎ですので、アプリ開発やノーコードツールに興味のある方はぜひご参加ください♪♪

イベント詳細・お申し込み
第2回ISIT勉強会 Glideアプリを作ってみよう!詳細