問題:オープンデータに関する記述として、最も適切なものはどれか?

①二次利用が可能な利用ルールが適用され、機械判読に適し、無償で利用できる形で公開されるデータ
②オープンデータにおけるデータには、グラフやテキストは含まれるが、動画や音声は含まれない
③公開の有無にかかわらず、OpenDocument フォーマットで保管されるデータ
④行政の透明化を図るために、条例に基づいて住民からの公開請求の手続きにより住民に公開されるデータ

オープンデータは、国民の生活向上や企業活動の活性化などに繋げることを目的に、主に、政府・地方自治体・公的研究機関などが公開を行なっております。特定のデータが、一切の著作権や特許といった制御メカニズムの制御なしで、全ての人が利用できるべきだというアイデアになります。

 


正解は、①二次利用が可能な利用ルールが適用され、機械判読に適し、無償で利用できる形で公開されるデータになります!

その名の通り、オープンデータとは、人手があまりかからない形で二次利用ができる無償データを指します。機械判読に適した形式で加工されており、決まったルール内で誰でも複製や加工、再利用がしやすく、営利・非営利問わず二次利用が可能となっております。オープンデータの大きな目的は、経済の活性化であり、人口や財政状況など公的機関でしか調査できないデータを得ることで様々なことに役立てることができます。

②オープンデータにグラフやテキストは含まれるが、動画や音声は含まれない

オープンデータにおける「データ」とは構造化データの数値情報のみならず文書、画像、音楽、動画を含んでおり、様々な形式の電子ファイルを含んでいます。オープンデータの定義は、オープンデータ関連組織によって多少の相異がありますが、広範なファイル形式を含むことは共通しています。

③公開の有無にかかわらず、OpenDocument フォーマットで保管されるデータ

OpenDocument フォーマットとは、国際標準化団体OASISにより策定されたファイル形式の1つになります。XMLをベースとし、オフィスソフトの種類やコンピューターの機種の違いによらず、文書・表・グラフなどのデータを共通して扱えるよう標準化されております。ただ、公開の有無に関わらずとあり、非公開ではオープンデータと呼ばないため間違いになります。

④行政の透明化を図るために、条例に基づいて住民からの公開請求の手続きにより住民に公開されるデータ

行政の透明化を図ることは、オープンデータの趣旨と同じですが、請求を行わないと見ることができないデータは非公開のデータになるため間違いになります。