NFTに関する記述として適切なものはどれか?
①NFTと暗号資産はどちらも非代替性トークンである
②NFTを売買する時は一定のガス代(手数料)がかかる
③デジタル作品に希少性を付与できる
④現在はデジタルアートのみに活用できる
Web3.0とは、「分散型(非中央集権型)のインターネット」と呼ばれています。これまでのインターネットでは、GAFAM (Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)と呼ばれる巨大企業などが個人情報や利益を独占していました。Web3.0では、ブロックチェーンをはじめとする技術を利用し、情報を分散管理することで、巨大企業による独占からの脱却を目指しております。

正解は、③デジタル作品に希少性を付与できるになります!
NFT登場前には、デジタルデータはコピーや複製が容易にできるため、量産でき希少価値がありませんでした。そんなデジタルデータに、唯一無二の価値を持たせたのがNFTになります。仮想通貨で取引の際によく用いられるブロックチェーン技術を応用しており、「イーサリアム」という銘柄のブロックチェーン上でそのほとんどが流通しています。
①NFTと暗号資産はどちらも非代替性トークンである
NFTと暗号資産の大きな違いは、代替可能かどうかになります。暗号資産は代替可能で、Aさんが持っている1ビットコインとBさんが持っている1ビットコインは同等の価値があり交換可能です。しかし、NFTは代替不可になります。例えば、同じTシャツだとしても人気アイドルのサインがあるだけで値段が上がり、普通のTシャツと交換することはしないでしょう。そのため、NFTのみ非代替性トークンになります。
②NFTを売買する時は一定のガス代(手数料)がかかる
NFTはブロックチェーン上で発行されているトークンのため、利用者間で取引を行い所有権が移転する度に取引履歴を残す必要があります。この記録時に、マイナーと呼ばれる記録者が膨大な計算量を処理するため報酬としてガス代が支払われます。そのため、需要が高くなると取引も多くなることに比例してガス代も大きくなってしまいます。
④現在はデジタルアートのみに活用できる
デジタルアートのみならず、様々な分野で技術が活用されています。ゲームや音楽作品、漫画、アニメといったものから不動産まで多岐に渡ります。ニュースにもなりましたが、Twitterの共同開発社兼CEOのJack Dorseyは、自身の最初のツイートをNFT化し、約3億1500万円で販売しました。